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ゆとり・さとり世代の消費感覚は?使うより貯蓄!?

 

プロミスお馴染みのSMBCコンシューマーファイナンスが20代の金銭感覚についての意識調査2016年の結果を12月にWEB上で公開しました。

 

調査期間は10月5〜11日で対象は20〜29歳の男女1,000名となっています。
SMBCコンシューマーファイナンストップページ(ビンカンSTAIONのページ参照)

 

その結果を基に、今の20代、所謂ゆとり・さとり世代の消費行動について考察してみました。

 

お金を使うのに必要なのは「理由」と「合理性」が今の20代?

 

20代

 

平成28年9月に国税庁から発表された民間給与実態統計調査(平成29年2月時点最新)によると、24歳までの20代前半の年収は男女平均233万円、25〜29歳の20代後半の年収は男女平均306万円となっています。

 

これを元に月収平均を算出すると…

  • 20代前半=月収平均約19万4千円
  • 20代後半=月収平均平均25万5千円

 

となり、SMBCの調べではその中で利用できる自由なお金は平均3万円となっています。

 

また、未婚者の場合は平均額と大差ない金額が自由に使えるお金という結果ですが、既婚者の場合は平均1.9万円とかなり少額になってきます。

 

ここでもう一つ見たいデータが20代の貯蓄平均額で、平均は86万円で20代後半となると120万円にまでなっています。

 

例えば1年間で平均貯蓄額の86万円を貯めるとすると、月約7万円は給与から貯金に充てる計算となります。

 

120万円の場合は、約10万円を毎月使わずに置いていることになります。

 

そう考えると、20代は収入の3分の1以上を貯蓄に回しているという事実が見えてきます。

 

ここまでの数字を20代の最新の金銭事情として見ると、世代呼称の「ゆとり」は払拭できそうな程に金銭事情はカツカツですね。

 

「ゆとり」を辞書で引くと、大体は「十分にあるさま」や「余裕があるさま」などが意味として出てきますが、果たして今の若年層はこれからもゆとり世代といわれるのでしょうか?

 

しかし、それでも現代の20代の3割は、この収入での自由なお金の範囲に満足しているという結果が調査が出ています。

 

実に慎ましい限りです。

 

その背景には、一体どのような20代の消費感覚があるのか?を考えてみます。

 

とにかく将来が不安!今より先のゆとりを目指して…

 

貯金箱

 

まず一つは、同じ調査の「リタイアまでに貯蓄がいくらあると安心か?」という設問に対しての結果から見えてくるのは、「今使う必要」より「残す必要」の方が重視されていることです。

 

2千万円あれば安心できる割合が6割、あとの4割はそれ以上でなければ働けなくなってからが不安だという結果が調査で出ています。

 

また、500万円〜1千万円までの範囲の貯蓄があれば安心できる。という割合が30.6%で一番高くなっています。

 

そんな貯蓄優先の20代のお財布の中には、1万円札が入っていないようで、所持金の平均は9,634円となっています。

 

加えて、平均約2千円を切ると現金を口座から出す必要があると感じるようです。

 

ただし、平均は2千円ですが、統計データを見ると千円〜0円になるまでの範囲でも現金を下ろさない方もいるようです。

 

特に0円になってからという回答が10.8%と一割はいることに驚きです。

 

財布の中身が0円になったら困るだけでしょう!?と思う方もいるかもしれませんが、お金が貯めたい20代は電子マネーやクレジットカードを愛用している割合が73.9%と多く、現金代わりに日常使いしているのが特徴的です。

 

現金と電子マネーの使い分け消費がネット世代には要!

 

スマホとカード

 

20代が普段使いしている電子マネーは1〜2種類が多いようで、1種類が35.5%、2種類が24.1%、3種類以上が14.3%という結果が出ています。

 

また、電子マネー利用者の割合は、やはり都心部に集中しているようで関東の20代の電子マネー常用率は86.3%となっています。

 

金額ごとの支払い方法の使い分けの割合では、100円〜1,000円範囲の少額の場合は現金、3万円以上はクレジットカードという使い分けに加えて、1,000円以下の支払いでは電子マネーが現金に次いで利用の割合が多くなっています。

 

その使い分けの割合からは、現金と同じような感覚で電子マネーが利用されていることが分かります。

 

時に、2015年のSMBCの同じ調査では、約5割の20代がポイントが付くメリットがある為、現金よりも電子マネーを利用したいと思っています。

 

その点を踏まえると、電子マネーやカード決済の還元されたポイントで少しでも支出をすくなく出来る仕組みは、貯蓄欲が強い20代にもってこいな支払い方法といえそうです。

 

加えて、ゆとり・さとり世代の購買行動はネットを介すことも多いので、ネットショッピングで簡単に決済できる電子マネーやカード払いは、ネット世代には現金より魅力的な事でしょう。

 

そのような特性を捉えてか、昨今は大手銀行などが20代向けの専用クレジットカードやデビットカードを取り扱っていることが多くなりました。

 

日本社会全体も昨今徐々にキャッシュレス化が進んでいる為、ネットを介する電子マネーやカード決済に強い世代が金融業界もこれからは顧客として狙い目だと思っている事がうかがえます。

 

消費キーワードはコスパ?

 

財布の紐

 

上述してきた内容を見ると、堅実な消費感覚であることが分かります。

 

そんな今の20代が2016年にお金を積極的に使ったことは、友人との交流(45.7%)と趣味を追求する(45.0%)の二つが多くの割合を占めています。

 

また、2017年に一番お金が使いたい事の割合が高いものとして、思い出に残る体験(ライブ、イベントや旅行など)や引き続き趣味の追及が挙げられていることが特徴的です。

 

そういった消費行動を実際起こす際に、20代が一番意識するのは「最安値」であるようで全体の9割が必ずチェックをするようです。

 

その際に、実際消費する事柄に対してのイメージ固めのリサーチも欠かせないようで、特にSNSやインスタグラム(画像検索)を参考にすることが多いという結果が出ています。

 

加えて、「ブランドや人気に関わらず、安くても良いものを選べる人はカッコいい」という調査項目において89.4%が「そう思う」と答えており、堅実的な消費の上で良いものを選ぶ事を重視していることが分かります。

 

日常で使われるようになって久しい、コストパフォーマンスという言葉は元々、コンピューターシステムの評価や費用対効果を指すのに用いられていたものです。

 

昨今ではコスパと略され、支出に対しての満足度としての意味合いが強いですが、見事にゆとり・さとり世代の消費感覚の代名詞といえそうです。

 

ゆとり・さとり世代とバブル世代のコト消費・モノ消費

 

名残

 

ここまで述べてきたような、SMBCの調査結果を見る限り、理性的な消費行動が特徴的な20代ゆとり・さとり世代の親は、奇しくもバブル世代にあたる方が多いです。

 

この世代間のジェネレーションギャップは、度々比較されてはお互いに「理解できない」という結論に行きつくのが関の山ですが、消費行動においてもその傾向は否めません。

 

金融業界では、ゆとり・さとり世代以前の世代において、消費の重きはモノ自体の価値におかれていたとして、モノ消費という言葉があります。

 

それに対して現代の消費行動は、ゆとり・さとり世代の自由に使えるお金の利用目的にもみられる、モノよりスキルや経験・思い出といった事象に重きが置かれるコト消費と称されています。

 

というのも、ゆとり・さとり世代は高度経済成長後のモノが当たり前にある環境下で過ごしてきた事が一つ要因として挙げられます。

 

それに比べて、バブル世代は正しくその真っ只中を過ごしてきたわけで、次々新しいモノが生み出されていく為に、流れについていく必要がありました。

 

また、昭和から平成への時代の変換期おいて新しいモノの制作や開発に携わった人が多いのもバブル世代の特徴で、故にそのモノの価値が分かる事=プロフェッショナルを連想させ、ステータスに直結するという傾向が強かったのではないでしょうか。

 

そこには多大な労力を費やすこともあったでしょうが、新しいといわれるモノを生み出し、利用することが羨まれる。という過程と結果が単純明快につながる幸福感は大きい事だったでしょう。

 

その幸福感がバブルという時代の華やかさを作っていたはずです。

 

しかし、ゆとり・さとり世代が大人になるまで過ごしてきたのは「祭りの後」で、溢れかえって飽和状態のモノの残骸に埋もれてしまっています。

 

そんな若者が今の時代に個を確立させる為の対抗手段としているのが、ズバリ情報量であり、その取捨選択による「自分らしさ」の提示といえるでしょう。

 

それはインスタグラムなどのSNSが購買行動の引き金になっているという、SMBCの調査結果からもうかがえます。

 

加えて、ブランドにこだわらない自身の感覚に頼った消費行動にあこがれるという20代の割合は9割という結果が出ています。

 

技術・文化が発展し年数を重ねてモノの供給が十分になった今、それらの情報をいかに合理的に且つアイデンティティを交えて整理するか。
というのが、ゆとり・さとり世代の世代マインドといえるでしょう。

 

現代の20代にとってモノはただのツールであり、その中からどれを使ってどんなコトをしてどれだけ「らしさ」が打ち出せるかが重要なのです。

 

消費行動の違いには、世代毎の漠然としたジェネレーションギャップという一言では片づけれない、社会背景とそれを反映させた世代ごとのマインドが関わっているといえるでしょう。

 

失われた時代は平等に訪れた?

 

ゆとり・さとり世代の抑圧された消費感覚は、正直親世代にあたるバブル世代が失われた10年、20年という時代に子育てをしてきたことも要因だと考えられます。

 

バブル世代もその時代のピークの瞬間は良かったものの、名称通りそれは長く続かず泡沫の夢として消えました。

 

その後、バブルの負債を抱えた世代に待ち受けていたのは、自身だけでなく家庭を回すだけの経済力です。

 

例えば、現在25歳のゆとり・さとり世代の方は1992年生まれなわけですが、1991年から日本の10年がまず失われています。

 

その時、親世代にあたるバブル世代はその頃20代で働き盛りです。

 

そしてそれ以降、そのバブル世代が20代以降10年間が、失われた10年にあたります。

 

景気は悪いわけですが、20〜30代という年齢は結婚適齢期であり、現代よりも結婚率は高かった時代です。

 

つまり、景気が低迷を続け給与も以前より少ない中で、家庭を持つことになったバブル世代は当然、家計を回すのに四苦八苦した事でしょう。

 

だから、彼らは口を揃えて子供にあたるゆとり・さとり世代に「俺が若いころには」というのです。

 

しかし、いまだにそこから景気は回復していませんし、ゆとり・さとり世代からしてみれば、親世代のように一時のピークも経験したわけではないので「そんなことは知ったことではない」のです。

 

ただ、バブル時代に栄華を極めその資産が残った方たちは、そうでもなかったかもしれませんから一概には言えません。

 

そこから現在までの景気の低迷は始まったわけですが、日本国内における失われてしまった時代は本来10年で目途が付くはずでした。

 

というのも、2000年代の小泉内閣が行った聖域なき構造改革は、政権後期に緩やかに景気を回復に向かわせていたからです。

 

しかし、その直後に今度は日本ではなく、世界で金融危機が起こり、日本も洩れなくその煽りを受けもう10年景気回復に向けた時代を失ったのです。

 

さて、例えで25歳のゆとり・さとり世代を出しましたが、彼らが生まれてから約20年の時代が景気という面で失われました。

 

そして、その親世代のバブル世代も物心ついてからの半生は失われています。

 

何より現代も景気は低迷しており、失われた時代は20年で本当にとどまっているのかは甚だ疑問といえます。

 

ずっと続く景気の低迷が、何よりも今の若い世代に消費意欲を持たせない要因であることは、明らかといえるでしょう。